フランス6日目

結局何だかんだで3時まで起きていた。
起床は7:20だ。
ホテルで朝食を済ませる。
さすがに3日目ともなれば笑顔でコーヒーを淹れてくれる。
8時になり、ムーランルージュの際に着ていくと良いとまりこさんにお借りしたジャケットを返却。
一番近い駅まで一緒に行き、次は日本でお会いしましょう!とお別れの挨拶をした。

別れた後はモンマルトルの丘へ。

疲れていたが、ここは階段でしょ、と、何故かハイになっていたため、長尺の階段を踏破。
ZARDのDon't you seeを聴きながらパリの朝焼けを目にしたら、なんだかグッと来てしまった。ハッとはしていない。
1時間ほどぶらぶらして、ホテルへ戻りチェックアウト。
フライトまではまだ時間がある。
オペラ座の横から出ているバスで空港まで一撃で行けるということは調べてあったので、オペラ座に行こうというのは決めていた。
とりあえず、例のJCBラウンジに荷物を預けて動こう。
JCBラウンジに着くと、先日対応してくださった方が居たので話をする。
ここで衝撃の事実発覚。
オペラ座がリハで中に入れない。
嘘だろ…
このタイミングで?
しかも聞くところによると本当にたまーにある。との事。
スベった。
いきなり1日の予定が丸崩れだ。
予定変更でどうしよう。
そうだ、見逃したオランジュリー美術館へ行こう。
そう思ったらJCBの方が「マドレーヌ寺院は行かれましたか?」と。
行ってない、行こう。
調べたらオランジュリー美術館へのルート上に間接フリーキック的な位置だった。

紙の地図を見ながら街を行く。

これもなかなか良いものだ。
マドレーヌ寺院ではひとまずお祈りを。
そしてなによりデカい。
しばらく無の時間を過ごし、オランジュリー美術館へ向かう。
シャンゼリゼ通りはやはり諦めよう。
戻れなくなってしまうかもしれない。
後ろ髪を引かれながらオランジュリー美術館に到着。
ミュージアムパスはもう使えないので、オペラ座用に残しておいたユーロでオランジュリー美術館に入る。

睡蓮、一撃で完全にやられた。
凄い、サイズも凄いが、やはり色合いが。
観に来て良かった。
ピカソの割とまともな作品もあった。
今回、ピカソ美術館の方には行かなかったので、ここでピカソ観れて良かったな。
せっかくなのでここでご飯を。
もっぱらエスプレッソとバゲットばかりブチ込んでいる。
14時になった。
15時には空港行きのバスに乗りたい。
さて、チュイルリー公園でも散歩してJCBラウンジに向かうか…
コレだ、コレが一番やりたいやつだ、というくらい粋な空間だった。

池の周りにイスがある。

みんな自由にゆっくりしている。

日本にはあまりこういった景色は無いなぁ、と思いつつ、少しぼんやり。
そしてそれはまたしても署名を求める女に邪魔されるのである。
車椅子のマークを指差し、署名してくれと。
深津よろしく「このパターンも知ってる」である。
キッチリ回避したら小声で「ファッキン」と言われた。
車椅子のマークの署名集めてる奴がファッキンて言うなよ、せめて。と思った。
苦もなくラウンジまで辿り着き、スーツケースを受け取りバス停へ向かう。
もう、終わりだね。
バスを待っていたら日本人が2人。
間に割り込んできたちょっと手つきが怪しい奴がいたので、日本人に教えてあげる。

「その人、注意しておいたほうがいいですよ」

お母さんの方が娘さんに声を掛ける。
すると彼は何処かへ行ってしまった。
コレは守れたんじゃないか?と。
「いや、まぁ、あの、怪しかったんで、気をつけた方が良いですよ」とキムタク感を出しながらバスへ。
出発してから2分間後ろ向きだっただけで取り返しがつかないほど酔った。
最悪だ。
空港に着き、免税のカウンターに行くも、なかなか認めをくれない。
舘ひろしバリに「ハンコくれよ」と熱望するもダンマリだ。
最悪な事に、もう何言ってるのかわからない。
すると隣の係の人が「いいじゃん、通してやれよ」みたいな雰囲気を出してくれた。
OKになったが、何がダメだったのかはわからない。
手荷物でも引っかかった。
怖かったなぁ。
最悪な事に、まったくもって何言ってるのかわからない。
結局、渾身の困り顔を披露したら「もういいや」くらいの完全に呆れきった感じで通してくれた。

ただ、お土産は割と没収された。

何がダメかわからない。

もっと勉強してから行けば良かったと思った。
空港は苦手だ。
空港で嫌な思いをしないために英語を勉強しようと思わせてくれた。
5カ国語くらい喋れたら、怖いものはないだろうな。

ここから11時間のフライトだ。

14日の19:30に出発して、15日の15:25に到着する予定だ。

飛行機は行きとは違い、遅れることなく飛び立った。
なんならちょっと早く着くなんて言っている。
隣の人が動きが騒がしくめんどくさいが、寝てしまえばいいのだ、寝てしまえば。
寝てしまえば。。。
Coldplayよ、寝かせてくれ…
サンパウロのライブ映像があるなんて…
最高だ…
ご飯を食べた後、いつものノリでコーヒーを頼んでしまった。
寝かせてくれ…
結局、Coldplayを最後まで観てしまった。
危うく機内でviva la vidaするところだった。
テンションの上げすぎには注意したい。
というか、寝たい。
今日も通路を挟んだ隣にはパソコン系男子。
隣が体育会系男子。
しかも何かしらの団体客だ。
ツラすぎる。

友人?同士で話しているのだ、うるさい。
通路を挟んだ隣の後ろのおっさんが、靴下を脱いで生足を前の座席の肘掛に乗せている。
これがエコノミークラスの辛さか…
そしてまさかのルイスと不思議の時計再びである。みんな観るんだなぁ…

このカオスから逃げ出すため、睡眠に。
少し寝る事が出来たが起きてしまった。
トイレに行こうと立ったその時だった。
飛行機が瞬間的エキサイトメント。
風のささやきだろうか?それともプレゼントか?
どうかな?揺らしちゃう?みたいな事かな。

席に戻ると、隣の人が激レアさんを連れてきたの口笛のギマさんの回を観始めてすぐ寝た…
明るいし、気になるし(放送観たけど)、最悪だ。
あと6時間か。。。
頑張って寝る。
あと4時間半か。
なかなか時計が進まない。
後半38分の2-0で勝ってる時くらい時計の進みが遅く感じる。
また寝ると、残り時間が2時間のところまで来ていた。

いいぞ、いいゲームメイクだ。
ご飯食べてあと1時間半。
松雪泰子似のCAさんに「お食事、いかがでしたか?」と聞かれたので「美味しかったです、とても」と返事をして「それは良かった、ありがとうございます」と殺傷能力抜群の笑顔を向けられ、完全に浮かれている。
なんてチョロい男なのだろう。
その後は東京03の【後手中の後手】を。
危うく食後のコーヒーを吹くところだった。

1人ゴッドタンマジ歌選手権の審査員状態である。

笑いが止まらない。

まったくもってやめてほしい。

面白すぎるのも問題だと思う。飛行機の中では。
着陸前のタイミングになると、機内ではバレンタインのチョコが配られた。
今田美桜似のCAさんに貰う。

おやおや、こんな可愛い人に貰えるなんて。
完全に浮かれている。

なんてチョロい男なのだろう。
70%でビターではあるが、スイートな思い出になりそうです。
15:00、無事巻きで空港に到着するも、キャリーがなかなか出てこず。
だいぶ待ち、キャリーが出てきてこれからある場所へ向かう。

武道館の三浦大知を観に行く。

フランスから帰ってきて、そのままライブを観に行くというかなりファンキーなプランを組んでしまった事に、一抹のアレを感じたが、三浦大知はそうまでしてでも観たい。
18:30開演だ。
間に合うか?
電車を乗り継ぎ、バカみたいなキャリーケースを引っ張り武道館へ。
18:10玉ねぎの下へ到着。
キャリーケースは預けることができた、良かった。
時差ボケなど全くなく、ライブを楽しむことができた。
日本にもいるんだな。ワールドクラスが。

内容はツアーが終わったら。
そして武道館からまさかの直通で帰れるというミラクル。
さすがに座っていきたい。

快速に揺られながら、最寄り駅まで辿り着いた。
無事家に帰った頃には23時になっていた。

お疲れ様、俺。

家に着くまでが、旅行って言いますものね。

楽しかったです!