ビューティフルボーイ

映画館に行った。

かなり久しぶりに。

今日観た映画は『ビューティフルボーイ』

ドラッグが主題。

少し前までは日本ではあまり馴染みのなかったドラッグを題材にした映画も、日本でも現実味を帯びてきた。

昔のドラッグ映画はどことなく「アメリカっぽいなぁ」と思って観ていたが、今では日本でも小学生が大麻を吸う時代。

刺さるものが違った気がした。

果たして自分の家族がそうなったら、戦えるだろうか。

彼らのように、諦めずに戦えるだろうか。

そんなことを考えてしまった。

何かにぶつかった時、ちゃんと正しい道を逃げる事、目を逸らさない事。

誰かに頼る事、全部受け止める事。

自分なりにそんな事を感じた映画でした。

ティモシー シャラメの演技も良かった。

彼は立ち姿が良い。好きだ。

父親役のスティーブ カレルには泣かされてしまった。

彼の他の出演作も気になってきた。

もう一度観たいと思える映画だった。

多分、いつか、もう一度観ると思う。

 

いつか父親になったら、そんな風に思うのかな。

「everything」

 

 

今日の一曲…

Beautiful Boy/John Lennon

久しぶりに

今日は何もない休みの日だった。

こんな日は珍しい。

そもそも休みの日が珍しい。

 

庭に出て、まだ頑張っている桜を見ながら読書をする。

BGMはDe La Soulだ。

暖かくて眠ってしまいそうになるのを堪えて。

 

今日は映画を2本。

本を一冊。

ドラマをワンシーズン。

アルバムを2枚聴いた。

 

最高の休みだ。

 

そして、平成のベストソング、ベストアルバムを決めようと、ずっと考えていた。

 

エンターテインメントはやはり、いつも俺を助けてくれる。

 

幸せな出逢いが沢山あった。

 

これからも沢山の最高に出逢っていきたい。

 

 

今日の一曲…

Pain feat. Snoop DoggDe La Soul

帰り道は遠回りしたくなる

帰り道、本屋に寄りたくなって、家に着く前の駅の聖蹟桜ヶ丘で降りた。


本を物色しながら「どれが面白そうかな」なんて考えている時間が結構好きだったりする。


本谷有希子の『静かに、ねぇ、静かに』という作品に惹かれた。
SNS狂想曲という帯に、まんまとやられてしまった。思う壺だ。

 

そこから歩いて帰ろうかと思ったけど、5キロは遠いなぁ、めんどいなぁ、と、持ち前のめんどくさがりを発動させて再び電車へ。
最寄り駅の高幡不動駅の改札を出ようとしたらすぐ気が付いた。


「あ、そういやここにも本屋あるじゃん」


閉店まで居続け、店員に「…そろそろ……」みたいな顔で会釈されたので会計を済ませ、店を後にしようとしたらエスカレーターも止まっていて、あれ?早くない?と感じた瞬間、店内の時計で今が21:23だということを認識し完全なる赤面で21時閉店の店を後にした俺の気持ちは何処へやればいいのか、と思った高幡不動駅改札。

 

家に帰り、部屋に入り、机に置いてあった「また、同じ夢を見ていた」を読み進める。
部屋を暗くし、デスクランプを使って本を読む、結構落ち着くのだ、これが。


しばらくすると、妹が友達を連れて帰って来た。
JDとJKである。

一旦読むのをやめて、ケータイでSNSを見ていたところ、ふと思い出した。SNS狂想曲。
あ、本谷有希子
カバンの中から買って来た本を取り出そうとカバンを開けたその時。

 

ギャラッッシャーーーン

 

暗い部屋でもわかるだいぶヤバめな事が起きた感。
音のすぐ後、結構顔面に何かが当たったな、という感触があった。
俺は175cmだ。ちなみに。


そしてデスクランプに照らされた地面を見ると、粉々になったお気に入りのビンテージ裸電球の上に横たわるiPadが。

なるほど。ここに置いてあったのかiPadよ。

落ちたか。

ガラスは一瞬で4畳の部屋を飛び回り、願いを叶い終えた後のドラゴンボールよろしく、各方面へとバラバラに散っていた。
今日変えたばかりのシーツ、今日付けたばかりの毛布カバー。
ガッツリガラスまみれですわ。
掃除機とコロコロとハンディモップで掃除をすること3時間。
序盤の足の踏み場のなさったらもう…


やっと終焉を迎えるも、布団周り全滅で今日はちょっとガラスと添い寝したくないよ、ということで寝袋を出し他の部屋で寝ることに。


部屋の2m近い棚の段のところにもガラス片が飛んでいて、勢いの良さに驚くとともに、そっち側見てなくてよかったなぁとひしひし感じた。


気付けば深夜3時。失ったものが多いよ…
こうして、私はSNSに頼っている。

本谷有希子よ、もしかして、知ってた?こうなるの。
名曲、生きてることが辛いならを聴きながら寝ます。


今日の一曲…
生きてることが辛いなら/森山直太朗

夢の国

「10日、何してますか?」

後輩の女の子から連絡が入った。

 

「仕事の予定がちょっとわからないけど、プライベートは完全に白紙だよ。」

と返した。

 

するとこんな返事が。

 

「もし時間あったら、夢の国行きませんか?」

 

こんな素敵な誘い方があるだろうか?

可愛すぎる。

女の子に誘わせるなんて男としてどうかとも思うが、胸が踊る誘い方だな、と思った。

 

実は、ディズニーランドには15年行っていない。

15年前に中学の卒業イベントで行って以来だ。

その時でさえ、遊ぶ時間が3時間しかなく、なんならと鬼ごっこをして終わっている。

 

きっちり乗り物に乗って遊んだのは今から18年前になる。

 

そんな俺は、ディズニーランドのハードルが完全に上がりきった状態なのだ。

テーマパークというものに近年行っていなかった。

その点からも、ディズニーランドは行きたくてしょうがなかった。

 

仕事も休みだったので、一緒に行ってもらう事にした。

相手はディズニーランドマスターだ。

もはやジェダイ

俺も15年前のディズニーランドならヨーダクラスであったが、今となってはである。

そこで、様変わりしているディズニーランドをエスコートしてもらう事にした。

オススメの楽しみ方を教えてもらう事にした。

楽しみだ、楽しみでしょうがない。

 

 

しかし前日、行くか迷う事態に直面する。

 

冬将軍凱旋。

最高気温6℃

雨。

調子が良ければ雪。

 

ピンポイントでその日のみ激寒。

4月のくせに。

 

流石にやめようかとも思ったが、この募る想いは殺せなかった。

もう俺のつま先はずっと千葉を指している。

とりあえず

舞浜駅まで様子を見させてくれ」

という訳のわからない約束をし、当日を迎える。

 

➖➖当日➖➖

朝から電車がスベっている。

全体的な遅延で全体的に遅れたので全体的に遅刻した。

ダメ人間の真骨頂を発揮している。

 

結果、約束の20分遅れで舞浜に到着。

昔デートに2時間遅刻した時のことを思い出す。トラウマ。

 

「雪なら逆にレア」的マインドで臨んだものの、舞浜は今日も雨だった。

雨だったが、結局行くことにした。

だって来たんだもん。

 

普通にチケットを買い、普通に入った。

テンションだけが普通ではない。

 

とても【30歳男性】のテンションではなかった。

跳ねて喜んでいる。

気持ちが悪い。

 

キッチリ雨が降る中、とりあえずパーク内を歩く。

スペースマウンテンのファストパスを取る。

ファストパスも進化している。

いちいち15年の進化を体感して行くことになる。

 

もはや無いアトラクションもあり、困惑しながらも、『復帰一発目を何に捧げるか問題』が勃発。

結果、イッツ・ア・スモールワールドに決定。

様変わりっぷりに

うわぁ!

しか声の出ない中年のおじさん。

気持ちが悪い。

 

今回、何が凄いかというと、ほぼ全てのアトラクションが待ち時間ナシな事。

雨、激寒、平日、という事もあり、めちゃめちゃ空いている。

結果的に3大マウンテンの待ち時間はトータルで15分だ。

こんな事が有り得るのか、いや、アリエルのかと驚いたものだ。

入り口から乗るまでの道を歩くだけだった。

待ってない。待ってないのよ。

奇跡的な空きっぷりだった。

5分待ちと書いてあるアトラクションは『並び始めの場所からアトラクションが終わるまで』が5分じゃないか説が浮上。

今度水曜日のダウンタウンに持っていくことにする。

 

あと、中学生全然傘ささない。

ストロングスタイルすぎる。

 

なんやかんや乗り物に乗っていき、ファストパスのスペースマウンテンに。

スペースマウンテン、濡れ度、0%

 

スペースマウンテンの記憶は鮮明だ。

昔から大好きだったからだ。

スタートし、坂を登り、銀河が見えた瞬間、感動で泣きそうだった。

「懐かしーい」とシャウトしながら坂の降りに入る。

心が震えた瞬間だった。

この感覚は忘れない気がする。

 

その後も果敢に乗り物にチャレンジしていく。

雨の中のスプラッシュマウンテンは、もはやリアルスプラッシュ。

スプラッシュマウンテン、濡れ度、50%

最後のスプラッシュポイント以外にスプラッシュ感はない。

ただ、雨のおかげで、屋根のない所は常時スプラッシュ。

意外に上が開けている。

雨と、最後のスプラッシュ。

濡れ方が尋常ではなかった。

待ち時間は5分だ。歩いたらついた。

 

さらにハードルを上げ、ビッグサンダーマウンテンにチャレンジする。

ビッグサンダーマウンテン、濡れ度、80%

ほぼ常に天空を見られる状態。

常に雨との勝負だ。

スピードもある。雨が痛い。

待ち時間は5分だ。歩いたらついた。

 

ただ、雨の日じゃないとこんな経験できない、と、逆に雨を楽しむスイッチが入った我々は、ガンガン屋外アトラクションを攻める。

 

結果鬼濡れである。

体温の奪われ方が度を越している。

 

ひとまず室内のアトラクションに切り替える。

「あれ?こんなに速かったっけ?」や、

「あれ?意外とこんなもんだっけか?」みたいなことが続く。

記憶とは曖昧なものですね。

並びがほぼ皆無な今日は、時間を無駄に使うことが許される。

ゲーセンに行って色々やってみたり、食事処でダラダラしてみたり、と、かなりイレギュラーな体験ができた。

占いババアにカードを出してもらった。

まったくディズニーが関係ない感じでビックリしたが、内容は当たっていた。

『あなたは音楽が好きな人が好き、そしてダンスが好き、あなたは衝動的な人で、何か嬉しい事があるとその喜びのあまり感激の声を上げてしまいます』

流石占いババアだ。

先程喜びのあまり感激の声を上げ、飛び跳ねてステップを刻んでいたのは俺だ。

 

ショーやパレードはほぼ無く、それが心残りであったりはするが、とても楽しむことができた。

 

バズ・ライトイヤーで6万点を出して浮かれるものの、対していい結果ではないと知り落胆する30歳男性。

 

スティッチのアトラクションのお客さんと会話するやつに衝撃を受けすぎて、ずっと「えっ?凄くない?…」と呟き、あれぞ『ぽかん』という単語が似合う顔面をしていたに違いない30歳男性。

 

たぶん、ディズニーランドを超楽しんでいたと思う。

だって、はしゃいでるんだから、30歳男性が。

 

最後にシンデレラ城のプロジェクションマッピングを見ている時、今日乗ったアトラクションのハイライトかと思う内容に、勝手にグッと来ていた。

 

ディズニーランド、楽しかった。

次は乗り物に乗らない楽しみ方もしてみたい。

だって今日すげー乗ったから。

あとは単純に晴れて欲しい。寒い。

 

楽しかった、楽しかったな。

 

やっぱり、

エンターテインメントだけが心を救うのだな。

 

想い出は いつの日も 雨

 

 

今日の一曲…

小さな世界/ディズニーランド少年合唱団

 

 

 

 

お花見

お花見がしたい。

寒い寒い言いながら、女の子と話したい。

それだけでも、もしかしたら、たったそれだけでも、プラスに持っていけるのでは?

というほどツライ。

 

そんな些細なことでも嬉しさを感じられる状態かもしれない。

 

あー、お花見したい。

 

今日の一曲…

さくら/森山直太朗

人のために

人のために働く。

 

一緒に働く人たちが、なるべくスムーズに仕事ができるように。

一緒に働く人たちが、なるべくストレスなくできるように。

そう思い、日々仕事をしているわけだが、誰かのために自分の仕事があるのだとしたら、それはそれは素晴らしい事だと思う。

 

例えばこの仕事をクリアした事で役職が上がる、であったり、スキルが上がって上の仕事ができる、であったり、そういうポジション、仕事であればモチベーション高く仕事が出来ますよね。

目の前の仕事をこなしていく毎日だけど、いつかはあの仕事ができるかもしれない。

それはそれは素晴らしい事だと思う。

 

俺の仕事には、それがない。

 

ただ、この会社が良くなれば、と思い働いている部分はある。

この仕事をクリアしていく事で未来に何かが待っているわけでもない。

全く上昇志向を持てないのだ。

 

「仕事を楽しんでやって欲しい」

以前先輩に言われた言葉だ。

 

今のポジションに就いてから、楽しいと思った事などない。

そして感覚の問題になるが、そもそも「やりがい」というものに全く心が動かない。

 

やりがいのある仕事がしたい

何を言ってるのか?と思う。いやマジで。

 

今の俺を動かしているのは、

誰かのために働き

感謝をされる時の

「優越感」のみ。

 

誰かのために働いているのに感謝もされず、当たり前と思われるのであれば、やっている意味がない。

損得勘定のみで動いている。

ありがとうのカツアゲを毎日毎日やっている。

逆に、それだけの感情で働いていることに恐怖を感じる。

優越感の為、って。

 

昔からそうだ、

「必要とされる事」を欲しているが、

「それが当たり前」になると急に全てを投げ出したくなる。

勝手だな。

 

 

極論を言えば、俺の仕事は、俺が失敗しても俺は困らないのだ。

誰か、が困るのだ。

そりゃあ、間接的には困ることになるかもしれないけども。

 

あなたはこれが出来ないと困りますよね?だから考えておきましたよ。

という仕事なわけだ。

裏方の裏方。

正直、俺が仕事を放棄したらみんな困るだろう。

俺は困らない。実害がないから。

損得勘定のみで動いている。

 

それでも毎日、ありがとうのカツアゲを繰り返す。

 

誰かのために働く。

疲れるなあ。

 

自分のやりたいことの為に働きたいよな。

また明日もカツアゲするか。

 

 

今日の一曲…

ピンクのアフロにカザールかけて/菅田将暉

吉澤嘉代子

彼女の魅力に惹かれっぱなしである。

昨年の女優姉妹はとても素晴らしいアルバムだった。

先日、生で観る事が出来たのだが、段違いだった。

CDをさらに良くしたものが流れている。

そういった感覚。

素晴らしかった。

「よるの向日葵」からの「残ってる」の繋がりは身体が震えた。

この先、DAOKO、あいみょんに並び、その名を馳せるであろうアーティストを観れた事は、誇りだ。

そして、彼女の魅力は歌手としてだけでなく、作曲家としても猛威をふるっている。

YUKI私立恵比寿中学に提供した曲なんてもはや最高だ。

ぜひ聴いてみてほしい。

彼女が音楽家として大成功するのを楽しみにしている。

そして今日も、吉澤嘉代子の曲を聴いて眠る事にする。

幸せな瞬間だ。

 

今日の一曲…

女優/吉澤嘉代子